まつりの後の事

わ、わ、ワールドカップだ~~~!!!

日本の初戦を間近にひかえて、わたくし非常に緊張しております。寝たいのに寝れない。というかまだお風呂にも入れてない。というわけで、久しぶりにブログでも書かせていただこうと思います。

W杯。もちろん緊張だけでなく……そう、高揚感。胸がドキドキざわざわして、夢の中のように足がフワフワして、まさに「祭りが始まるど~!」といった感じ。大会自体は金曜日に始まっていて、土曜日もいくつか試合を見ていたら一日が終わってました。わたしは恥ずかしながらサッカーファン初心者なんですが、素晴らしいゴールをたくさん見れるのはやっぱり幸せです。最高です。嫌なことなんか全部忘れられます。

 

しかし、本命の自分の国の試合となるとそうはいきません。相手が決めたゴールを、「うわあ~キレイだな~」なんてニコニコ見てられないわけです。エンターテインメントとしてのW杯が、食うか食われるか、弱肉強食、そんな戦場の様相を呈する瞬間が、今なのです。はあ、めちゃくちゃ緊張する……さっきからミスタイプも多いし、W杯なんてどうでもいい人には本当にどうでもいいし、緊張する話をまた始める気だし、マジつまんないんで今日は書くのやめたほうがいいかもしれないですね。いや、まあ書くけど。

 

今気づいたんですけど、緊張にも二種類あるんですね。不安からくる緊張と、期待からくる緊張。暴君みたいな人に怒られる前なんかは前者、修学旅行の前日なんかは後者なんでしょう。そういう風に考えてみると、なるほど緊張ってめちゃくちゃ重要。わたしはすぐ「めちゃくちゃ」とか「本当」とか「マジ」とかを冠につけてしまうんですが、今回は本当に本当に心から、重要だと思います。

なぜ重要かというと、それを起点に良くも悪くも人間性が変わってしまうから。不安からくる緊張からフッと解放されたときに、ものの見方が少しちがっていた、なんてことありませんか?「涙の数だけ強くなれるよ~」という某曲にもあるように、道理にかなった怒られ方をしたらちゃんと反省できるし、不条理になら卑屈になってしまう。大勢の人の前で喋って成功したら箔がつくし、そうでないならひきずってしまう。それが単なる平凡な一日になるかもしれないし、逆にその後の人生を大きく揺るがすものになるかもしれないんですよね。

 

ここでポイントなのが、緊張が「適度ですぐに解放される」ものであるということ。緊張は大いに結構。でも緊張のしすぎは体に毒だってのは確かです。

 

確かに重要なんだけど厄介なのが、期待からくる緊張。こりゃひどい。ないほうがいいかもしれない。

思い出してみてください。花火が打ち終わって、暗闇と湿気がまとわりついて、屋台は香ばしい香りを残したまま店じまいをし、名残惜しそうに手持ち花火を取り出す大学生の声が遠くで聞こえ、河川敷に提灯がぼんやりと浮かぶ光景。もしくは駅のプラットホームに並んで、代表の人が引率の先生にお礼のあいさつをして、お土産やキャリーバックを気だるげに運びながら解散して、家に帰ってぼーっと友達との写真を見返す光景。

 

「これが情緒というものだ」と言われればそれまでです。失ってしまったものの残り香を嗅ぎつけるようなことが、素晴らしい芸術作品を数多く生み出してきたのは確かなんですから。でも、あまりにつらい。つらすぎる。こんな気持ちになるなら「祭り」なんか最初からなければよかった。

毎回そう思います。でも懲りずにわたしはW杯を見てしまう。緊張を紛らわすためだけにこんな説教くさいブログを一時間以上も書いてしまう。そういったバカらしさ加減は、なんとなく恋愛に似てる。

 

じゃあ祭りの後って、恋愛で例えるとなんなんだろう……う~ん、失恋?いやあ、なんだか違う気がする。

言うなれば、何年も前の相手を思い返すときなのかも。そういう人って、取り返しのつかないところまで遠くにいってしまってるじゃないですか。死んでもないのに。

ううん、でも違うかも……ああ、こういうとき、恋愛の経験があまりないのがバレてしまいますね。気の利いたことがまったく思い浮かばない……

 

書きたいことがたくさんあるんですが時間がありません。日本と同じグループのコロンビアとギリシャの試合、もうとっくに始まってるし。

芋づる式にこんなことばっかり考えてしまうの、あんまりよくないんでしょうかね?そういえばわたしは昔から……って、ダメだ。どこかで止めないと。

 

すみません、例のごとく長くなってしまいました。どうもわたしはブログで真面目な話をしないと気が済まないみたいです。Twitterでロクなこと書いてないからかなあ。でもブログでも何が言いたいのか分からないけどなあ。

えっと、そろそろW杯の試合をちゃんと見たいんで、オチがついてないけどこの辺で失礼します。ここまで読んでくれた人、いないだろうけど。もしいたら感謝です。ありがとうございました。